TEZZOを知る

ビジョン

2019.12.26

◆KEEP CHALLENGING FOR LIFE◆

今、日本では若者のクルマ離れが取りざたされる。日系メーカーはエコ一辺倒となり、本来はエコロジー(環境保全)だったはずだが、現状はエコノミー(節約)追及にやっきとなり、単なる移動の道具としてのコモディティ(日常品)化した自動車が溢れ出している。コモディティ商品は猛追する韓国、中国メーカーにやがて取って代われてしまうかもしれない。実際に大手電機メーカーは凋落し閉塞感が生まれている。

時代の本流はコモディティ化だとしても、近年その反動として、パートナーとして親しむ要素、付加価値の高いクルマも脚光を浴び始めている。 付加価値の高いクルマ作りの分野では、ヨーロッパ車のほうがまだ上だ。また文化として「クルマ」を捉える層も欧米の方が厚いと言える。

こうしたことから、関連会社の株式会社スポーツドライビングジャパン(以下株式会社SDJ)では、サーキットに車好きを集めて安全運転を教える活動を行い、ユーザーを増やすことから取り組んでいる。

 

【時代の流れ ― モノ作りよりも文化作り】

本業はメーカーだが、従来の単なるモノ作りではない。これからは文化の時代だと考えている。クルマを単なる移動の足ではなく、自分を表現できるアイテム、そして走る喜びを共感しあう人生のパートナーと捉える愛好家が少なからずいる。そういうクルマのソフト面を強調し、市場を広げることに貢献する。

関連グループの株式会社SDJ(スポーツドライビングジャパン)が行う「safty&enjoyドライビングレッスン」や、NCG大学生プロジェクト(next car generation)をサポートする。パイ(市場)を奪い合うのではなくパイを広げていく。クルマに付加価値を求める層を広げ、安全運転を啓蒙し、運転の楽しさを広げていく。いまや自動車の9割は単なる足だとしても、世につまらないものが増えれば増えるほど、反動が起こるはずだ。

また世界に目を向けてみれば、アジア諸国では自動車の普及と連動して、モータースポーツ、カスタム文化が急速に盛り上がり、大きな市場が生み出されようとしている。こうした流れを読んで、TEZZOは世界に誇る日本のモノ作りを武器に、新しい市場を開拓し、新しい価値の普及を目指す。

 

【日本発のブランドを目指す】

TEZZOは、日本発の製造ベンチャー企業として新たな道を切り開き、世の中にインパクトを与えられるブランド力を保有し、そして永続的に継続・発展することを目的として発足した。そしていつか「日本のフェラーリ」と呼ばれるようなブランドとなりたいと考えている。

 



【株式会社TEZZOの経営理念】

基本理念として、社会に貢献できる人物は社会が放っておかないと考えている。同様に組織も社会に貢献できれば社会は生き場を用意してくれる。もちろん会社は利益を出し続けなければ継続していけない。それは前提だが、それだけでなく我々が存在することで社会がよりよい方向にいく。広い意味で社会に貢献できることが大事だと考えている。